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いま巷では資産形成が必要だと言われていますが、その理由は、大きく分けると以下の2つに集約されています。
まず1つ目の理由が、勤労収入が減る一方で私たちの負担は増えていること。
そしてもう1つの理由が、銀行に預金していても全くお金が増えないことです。
そんなわけで、これから家を建てる方はもちろん、誰もがコツコツと資産形成をしていく必要があるというわけですね。
「銀行への預金」ではなく「積立投資」という手段を使って、です。
おはようございます。
シンプルノート奈良スタジオです。
では今回は、この2つの理由について、もう少し深くお伝えした上で、具体的にどうすべきかについて考えていきたいと思います。
どうぞ最後までお付き合いいただければと思います。
資本主義国家であるにもかかわらず、残念ながら日本はアメリカのように右肩上がりで経済が成長しておらず、結果、給料が全くと言っていいほど上がっていません。
実際、国税庁が発表している「民間給与実態統計調査書」によると、サラリーマンの平均給与は、1997年の467万円をピークに下降の一途をたどり、2018年では441万円まで下がっています。
一方で昨年財務省が発表した国民負担率は、(税金、年金、健康保険などの社会保険料の負担の割合)
44.6%と過去最高水準となっており、かつ、恐ろしいことにこの数値は年々更新されていっています。
その上、消費税も増税されたため、社会保険に加えて日々の生活の負担も確実に重くなってきていますしね。
このように、家計の収支バランスは年々悪化していっており、可処分所得(自分たちが自由に使えるお金)が
どんどん減っていっているという状況が現在の日本です。
そして、経済が成長していないことで、引き起こっていることが銀行の預金金利の低下です。
おそらく銀行にお金を預けていても全く増えないことは周知の事実かと思いますが、その数値たるや絶望的な状況です。
具体的な話をすれば、リーマンショック前の2007年12月の定期預金金利は0.4%、普通預金金利は0.198% だったのに対し、
現在の定期預金金利は0.002%、普通預金金利は0.001%となっており、現在、銀行に1000万円貯金したとしても、金利が高い方の定期預金でさえ、年間でわずか200円しかお金が増えない(そこから税金が引かれるので実際は160円)という状況ですね。
しかし、分かっていながらその手段を選択しているのは、「貯蓄=銀行」という選択肢しか知らないから,あるいは「増えないけど減りもしないからいいや」というマインドではないでしょうか?
そんなこんなで、私たちは生活していくために共働きをし続けるという選択肢を取るしかないわけですが、この考え方には、仮に健康や介護などを理由にどちらか一方が労働から離脱するようなことになれば、その状況は一変してしまうという脆弱性が潜んでいます。
それゆえ、銀行への預金一択ではなく、保険というリスクヘッジもうまく使いつつ、同時に「積立投資」をしていくべきだというのが個人的な意見です。
そして「積立投資」をするにあたり、その手段として選ぶべきことが2つ。
1つは「個人型確定拠出年金iDeCo」です。
奥さんも扶養の範囲をはみ出して働いているとしたら、夫婦そろって加入していただくといいと思います。
理由は、積立によって年金の上乗せ分が貯まっていくため、間違いなく老後資金の足しになること、そして、積立資金が全額所得控除の対象になることです。
つまり、年末調整で返ってくるお金が増えるということですね。
もう1つは「つみたてNISA」です。
これには問答無用で夫婦そろって加入すべだと思っています。
出来れば夫婦それぞれ毎月33,333円ずつ、です。
理由は、ドルコスト平均法による積立投資は、年度によるものの毎年平均8%ずつお金が増えていっており、その結果「つみたてNISA」が満期になる20年後には預けたお金が2倍〜3倍ほどになっている可能性が高いからです。
つまり、20年間で満額800万円を預けることが出来れば、その資金が1600万円〜2400万円になるかもしれないというわけですね。
そう考えると、銀行預金並みに全くお金が増えない「学資保険」にお金を預けることも馬鹿らしいと思いませんか?
奨学金というローンを子供たちに背負わせる必要だってなくなるかもしれないですしね。
いかがですか?
結論を申し上げると、まずは可能な限り夫婦そろって働き続けること。
そして、その上で先程お伝えした2つの積立投資を夫婦そろってやり続けること。
この2つがこれからの時代には必要不可欠だというのが個人的な意見です。
そして、これを実現するために、無駄な保険は見直すべきだし、保険以外の固定費も可能な限り抑えるべきです。
車や家にかけるお金ですね。
というわけで、車も家も豊かな暮らしには欠かせない大切なものですがその費用の掛け方までよく考えた上で、
買い物をしなければいけないということもまた覚えておいていただければと思います。
それでは、、、
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