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どうやら人は空間があると
埋めたくなる生き物らしく
空間を埋めると満足する生き物のようです。
実際、僕も時々スーパーに行くのですが、
スカスカの買い物カゴを見ていたら、
ついでにあれも買っておこうかなー?
なんて思っちゃって、
ついつい余計なものを買ってしまう(カゴを埋めてしまう)
ことも決して少なくなりません。
あと、カバンをデカくしたら、
荷物が妙に増えてしまうのも「あるある」ですよね。
で、無駄に重くて後悔するっていう・・
とまあ、どうやら人は空間があると
埋めたくなるらしいのですが、
家もまた、この効果がふんだんに
発揮される場所ではないでしょうか。
おはようございます。
シンプルノート奈良スタジオです。
例えば、リビングダイニングをゆったりとつくるのが、
現在の家づくりの当たり前となっていますが、
広くつくり過ぎたあまり余白がたくさん出来てしまうと、
なんだか物寂しいというか、
殺風景な気がしてそこに何かを置きたくなります。
また、部屋に関しても同じで、
ベッドと机を置いてもまだ空間にゆとりがあるとしたら、
やれテーブルやらソファーやらを
その余白に置きたくなってきます。
そして、どんどん物が増えていき見る見るうちに
片付けや掃除がしにくい部屋になっていってしまいます。
さらに、収納なんかもまさに同じで、
少な過ぎて困らないようにはしないといけないのですが、
そもそも断捨離が苦手だとしたら、
つくり過ぎたら過ぎたで、
それに合わせてさらに物を増やしてしまうのではないでしょうか。
結果、余計に整理不能な家になりやすいんじゃないか
という見方も出来ると思います。
多くの方が、家を建てる時
「備えあれば憂いなし」とばかりに、
部屋も出来るだけ多くつくろうとするし、
収納も出来るだけ多くつくろうとします。
また、同時に部屋や収納を
出来るだけ広くつくろうとします。
しかし、そうすれば、
必然的に家のコストは高くなるし、
それにプラスして
余白を埋めたくなる効果が働くことにより
余分な出費も確実に増えることになります。
つまり、家づくりのやり方によっては
どんどん手元からお金がなくなっていくかもしれない
というわけですね。
家が大きくなれば、その分固定資産税も高くなるし、
電気代も高くなってしまうかもしれませんしね。
そしてその結果、
積立投資に回す余力が全くなくなってしまい、
やがて迎える将来の暮らしに
天と地ほどの差が開くことになるというわけです。
では、家にお金を突っ込み過ぎて
積立投資に回す余力がなくなってしまった人と、
積立投資に回す余力を残しながら家づくりをした人では、
一体どれくらいの差が開いてしまうのでしょうか?
40歳で家を建てるとして、
iDeCoに毎月1万円かけると共に、
つみたてNISAに毎月2万円かけられるだけの
余力を残した人とそうじゃない人で簡単に比較してみますね。
まず、つみたてNISAにて20年間
毎月2万円ずつ積み立てていくと、
20年間で合計480万円元本を預けることになるのですが、
この元本が毎年平均で3.6%ずつ増えていくと仮定すると、
20年後この元本は2倍に膨れ上がります。
つまり、480万円が960万円になるということですね。
では、続いてiDeCoに20年間
毎月1万円ずつ積み立てしていき、
つみたてNISA同様に毎年3.6%ずつ
お金が増えていくと仮定してみると、
これも同じように20年後、
預けた元本が2倍に膨れ上がります。
1万円×12ヶ月×20年=240万円なので、
iDeCoでも240万円お金が増えるということですね。
また、iDeCoには
掛け金が全額所得控除になるという
もう1つ大きなメリットがあります。
仮に、あなたが払っている
所得税と住民税の税率が共に10%だとしたら、
合計、掛け金の20%が
年末調整で返ってくるというやつです。
つまり1万円×12ヶ月×20%=2.4万円
2.4万円×20年=48万円
さらにお金が増えるということです。
ということで、これらを全て合算してみると
960万円+480万円+48万円=1488万円となり、
積立余力として3万円削りながら
家づくりの予算計画を立てた人と、
積み立て余力まで使い果たして家づくりをした人とでは、
極端に言ってしまうと20年後手元にあるお金が
こんなにも違ってくるという話なんですよね。
いかがでしたか?
もちろん、この通りになるかどうかは
終わってみないと分からないし、
誰かが保証してくれるものでもありません。
しかし、知っておいてもらいたいことは、
収入の多い少ないに関係なく、
家づくりのやり方一つで、
これくらいの差が生まれかねないということです。
さて、あなたは、
一生豊かに暮らし続けられる
「予算重視型の家づくり」と
一生余裕なく暮らし続けることになる
「願望重視型の家づくり」
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