かつては登山靴だった②

前回の記事で記述した
手に入れるまでの道のりが長かったtimberlandのブーツですが、、、

現在も冬場になるとお出かけの際に大活躍してくれてるわけなので

もう7年～8年の年月を経ても活躍してます。

一時期は、スニーカーブームが再到来し、入手困難なスニーカーに憧れを抱き、
手に入れてはずっと愛用してきた時期もありましたが。

年を重ねる毎に、何故か愛着が湧き、なにか引き寄せられます、、、

そんな私のブーツですが、現在はこんな状態です。

やはり年月経つごとに”へたり”や”汚れ”は付いてきますが、

これも味だと思っております。

しかも、このブーツ購入から一度もメンテしておりません！

すごく頑丈で丈夫な作りをしているのだと、お金を使えば
その恩恵と付随し愛着がより増していくのだと、最近しみじみ感じております。

さて、そんなこんなで私が今回の記事でズバリなにが言いたかったのかというと、、、

「長年愛せるものにこそ価値があるのではないのか？」

という事です。

長年愛せるものにこそ価値がある！？

いわゆる、ビンテージ物とかと同じ感覚ですかね。

昔のものが現在も尚、価値があり値段が付くという世の中ですので

経年変化を楽しむのも一つ良い事だと私は思っております。

それを住宅に置き換えるとすると、ズバリ”床材”と”壁材”だと思います。

”床材”については、年月とともに日焼けや色褪せを楽しむ事が出来る”無垢材”は

住まいの中でも特に家の印象に関わってくると思います。

例えば、、、某建売を購入したとします。

建売は、どこの会社がどのような工法でどれくらいの時間を経て建てたか分かりません。

なぜなら、購入時には出来上がっているので過程を知ってないからです。

いまでこそ、行政がしっかりと現場の状況を確認しないといけない世の中ですので
「THE・欠陥住宅」というまでの仕上がりまではありません。

ただ、安価で購入できる以上、何かしらの材料は節約している可能性が高いです。
一般的な体が丈夫な方でしたらなんら問題はありませんが、敏感な方は素材などで感じる何かがあったりします。

ひどい場合、シックハウス症候群になりかねません。

そんな安価で建てる住宅ですが一番目に見えて安っぽいなと感じる部分はズバリ”床材”です。

H・Mで使っている材料より1ランクも2ランクも低い物ですので当然見た目が良くないですし

第一、化粧シートで覆われているため見た目だけ、、、です。

一方で無垢材は、本質的な木材をそのままの状態で加工し貼り合わせるので、

木の”本質的な味わい”を感じ取ることが出来ます。

さらに、機能性も抜群です。

デメリットは、反りや年月とともに色の変化がある。という事ですかね。

ただ、表題の通りで長年必ず歩き、寝転がり、座ったりしている床材にこそ

愛着が湧くので、そこまでの痛手にはならない。むしろそれこそ愛せるのではないかと思っております。

そもそも、メンテの少ない床材こそお金を出してでもいいものを使うべきだと私は思います。

壁材は、長年使っていくと”目地”と言われる箇所からメンテナンス対象になります。

また、窯業材を使うとパネルにも色あせやクラックが発生してきてのちのちの費用がかさみます。

ただ、そのメンテナンス対象となる箇所を無くす工法もあります。

ズバリ”塗り壁”です。

家の構造材から、通気層を作りその上からモルタルのクラック防止用の素材を覆い

モルタルを何層にも塗足していきやっとのことで塗り壁に仕上げていく工法となります。

なので、塗り壁材に何かしらの障害物が当たらない限り熱等による伸縮でのクラックは心配ありません。

ただそんな塗り壁も色あせ等は出てきます。

そんな色あせは長年の月日による味わいだと感じ取って頂いた方が良いですし

多少の事はご自身でもメンテナンスが可能ですので経年変化を楽しんでいただければと思います。

家と共に成長していくという家を造りましょう

先程も書かせて頂いた通りで、長年使っていき愛用していき

手を加えて、年月とともに変化するお家を造っていく事をオススメします。

今でこそ、家は住むための手段という事もあり、建売の需要も上昇傾向になりつつありますが

せっかく住むなら、せっかく考えるなら、価値あるものを使い、価値あるものにしていきましょう。

価値は、ご自身であると思えばそれは価値あるものです。

あの色あせて、ひげやハチの巣が沢山ある希少価値の高いデニムの様に、、、

私のように長年追い求めてきたtimberlandのブーツの様に、、、

みなさんが初めて買ったあのカッコいい、可愛い車の様に、、、

憧れた物はだれしも大切にしたいものかと思いますので

住んでから、ご家族様で大切に使い、やはり大切に使っても傷や汚れは出てくると思いますので

それも味わいだと思って使い続けていきましょう。

住宅の本質的な価値はそこにあると私は思っております。