ミニマムな家に住むと得すること

LDKは25帖ほしくって…
開放的な空間を作りたいから吹き抜けは欲しい
子供たちや自分の書斎をスキップフロアで叶えたい…

家づくりをしていくうえでは、たくさんのご要望があると思います。

また、それってすごく大事なポイントかなと思いますが、
大前提で、暮らしていく中で本当に必要なポイントなのか！と聞かれると

本当に必要ではないがあればうれしいなぁ…
と言う方がほとんどかもしれません。

快適な暮らしを実現するためにはどうしても必要なのか？

今まで、私自身も家づくりに携わらせていただき
仮に自分の家を新築するとなるとどんな間取りがいいかな？と思って

いざ線を引くと、大きなLDK空間になったり
無駄に吹き抜けを作ってより開放的にしたり…と

伝えていることと自分がやっていることと間反対になったり…笑

家づくりや間取りを作るときってとても難しいなぁと日々痛感しております…

そんな中、先日オーナー様のご自宅をお借りしてオーナー様宅見学会を開催させていただいた際に
ふと思ったことがあります。

オーナー様の家づくりをちょっと耳にしたんですね。

ご家族様3名で暮らす家で、背伸びもせずにミニマムな暮らしをされております。
奥様は、医療系？にお勤めなのか、整理整頓がすごく上手です！
（妻も医療系の仕事なので、片付けや掃除は本当にマメで…大変です…）

もともとは、マンションで暮らすか新築で暮らすか…迷っていたとのことでしたが
弊社の施工現場の完成現場見学会がスタートで新築いいじゃん！となったとのことから
家づくりの本格的なスタートをされたとのことでした。

LDKは家族が集まる空間はおそらく15帖ほど、通路に面した位置に書斎スペースを設けて
16帖から18帖のつくり。

でも、開放的です！（大人が5名～6名いても狭さなんて感じないくらい…）

中庭があるからつながりを持って広く感じることができるのも一つありますが
本当に、LDKに物がない！物が少ない！ここが重要ポイントです。

基本的に、LDKで使うものは何か？ですよね。
大型家電が多くまた、接続する小型家電などが多くあるのでスペースがその分喰ってしまいますが
それ以外一切何もなくすと、こんなにも広くなるのだ！と感じました。

要は、理想像を具体化することですね。

さらに、広くもなく狭くもなく自分たちの身の丈にあった広さにすると
歩く時間を短縮できます。まぁ当たり前やろ！って聞こえてきますが
この当たり前だからするのとしないのとでは大きな差が生まれますよね。

何かを取りに行くにしても、何かを探すにしても何をするにも1秒でも時間を使うことがすごく厄介だと思います。

特に、私が小学生のころとかでは6.0帖の子供部屋に1.5帖の押入れがあったため
広すぎるが故の弊害がありました。まぁ友人が来る分にはね。広かったほうが得はしましたが…

そんな、山の上の家に誰も来ないし、男性は家で遊ぶより外で遊ぶことのほうが多かったですもんね。

さらに、中庭があるから寝室まで廊下を使わず中庭から行き来できるというショートカットも実現。笑
（中庭の本質的な使い方とは相反すると思いますが意外と使いそう…）

また、シンプルノートのお家は平面図に落とし込むと収納足りる？とおっしゃる方が非常に多いです。
私もそう思いました。絶対に足りない！と。

ただ、オーナー様宅では、足りていたんです。しかもめちゃくちゃきれいに整理整頓されてました。
（アッパレ！）

仕事の時に書類どこ行った！？という悩みがとても嫌いなので、必要不必要は白黒はっきりさせて
残すものは残す。捨てるものは思いっきり捨てることを心がけてますが、案外家でそれができていない。

ここがきっちりされていて、とても感動しました。見習おう。

お住まいになられて1年ほどたったお家ですが、まだまだきれいで。
収納足らずな部分もなく、すごく快適に過ごしてます。という言葉にとても感動を覚えました。

自分たちに、必要なもの不必要なものをしっかり仕訳けて無理のない
必要最低限のお家で暮らすとノンストレスで快適に暮らせる。

皆様にも暮らし方が違って大切にしているポイントがあると思います。
そんな大切にしているポイントにしっかりと向き合うと本当に必要なのかどうかが出てくると思います。

それが本当の意味で大空間なのであれば大空間をつくってやれば良いお家になりますし
開放感と吹き抜けが絶対であればそれも実現できるようにすれば良いのかなと思います。

さらに、この方唯一「こうすればよかったポイント」を仰ってくれました。

それが洗面化粧台をもう少し大きくしておけば良かったことみたいです。

家づくりの参考になりますので是非チェックしておいてください！